休職中の給与と休業補償

休職理由

傷病手当や休業補償給付金を申請する際には、必ず、病気や怪我に対する診断書が必要になってきます。つまり、病院に掛かっている事が前提となります。

 

休職を余儀なくされる病気で1番多いのは、うつ病です。近年では、ストレス社会と言われているだけあって、うつ病を発症する人が多く存在しています。勇気を持って病院へ行き、診断書を受け取るというのは、うつ病患者にとっては辛い事です。しかし、休職を余儀なくされ、それでも生活をして行かなければなりませんから、辛くても病院を受診して、医師にうつ病である事を証明して貰わなければなりません。また、うつ病ではなく、内臓器官の病気であったり、怪我による休職であったりしたケースも、休職理由として多く見受けられます。

 

しかし、休職をいつまでも認める訳にはいかないのが会社です。これは会社によって違いますが、1年以上休職する場合においては、理由が何であろうと、退職を迫られるという事です。1年近くも休まれると、そのポストが空いてしまって、仕事もうまく回っていかなくなるでしょう。空いたポストに他の人材を補充したくても、休職中であり、退職していない訳ですから、会社としても難しい問題となります。また、人材不足は会社としても痛手です。こうした事から、訴訟問題に発展する事もありますが、どちらにとっても辛いものとなることは間違いないでしょう。ですから、半年を過ぎてきても回復の見込みが見られない場合には、退職することも念頭においておかないといけないでしょう。